MOSとは
MOSとはマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格の略です。WordやExcelなどのスキルをマイクロソフト社が公式に認定するものです。この合格に向かって勉強すればパソコンのスキルもアップ、「私はパソコンができます」と口にしなくとも、世界で通用する資格です。
シニア世代が習得する意義
ミドルシニア世代の就活や転職のネックになっているのは、パソコンのスキルが大きいです。現代のビジネスにおいてはネットワークやシステムの構築や知識が重要で、アナログ人間は価値が下がります。しかし今でも50代の一部はパソコンを苦手と言い切り、部下に頼ったり、根性論で片付けようとしています。それは旧時代のやり方で、現在は通用しませんし、若い人に嫌われます。
しかしパソコンのスキルがあれば、その評価は一転します。経験豊富でパソコンにも詳しい人材は、どんな組織にも重宝されます。MOSはパソコンのスキルを客観的に示す意味でとても重要な資格です。
試験概要
MOS資格にはいくつかの科目やレベルがありますが、一般的にはWord(ワード)とExcel(エクセル)、必要であればPowerPoint(パワーポイント)まで取得すれば十分だと思います。
Word(ワード)とExcel(エクセル)はスペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)に分かれています。上級資格の方が効果的ですが、一般資格でも業務で十分活かせます。
受験方法
受験方法は毎月1~2回の「全国一斉試験」と各試験会場が設定する「随時試験」に分かれています。2つの試験方法は全く同じで、違いはありません。「全国一斉試験」は試験日の約1ヶ月前からオンラインまたは郵送で申し込みできます。「随時試験」は各試験ごとに異なるため確認が必要です。
合格率
公式に発表されていませんが、通信講座のu-canによるとスペシャリストの合格率は約80%、エキスパートの合格率は約60%だそうです。そしてパソコンスクールでの合格率はなんと90~95%だそうで、確実に合格したいならスクールに通った方がよさそうです。
まとめ
いくら仕事ができても、いくら真面目でも、いくらリーダーシップに優れていても、パソコンが使いこなせなければ、会社で私たちの世代はただのおじさん/おばさん扱いされます。
採用担当をしている知人が言っていました。「50代は面接時に「パソコンを使える」と必ず言ってきますが、使える範囲がかなり狭く、それ以上のスキルを身につける努力をしません。だから採用しても周囲からの不満が多く、いい人材と認めても結局若い人を優先してしまうのです」と。
この資格を持っていても、直接採用には結びつきません。しかし50代はパソコンが苦手という負のイメージを払拭するアピールにはなります。攻撃的ではありませんが、守備的には使える、そんな資格です。実は私も次は挑戦してみたいと思っています。一緒に頑張りましょう!
*本記事は、以前発表したブログ記事の一部内容を50-60代向けに再編集したものです。(著者 tomo)
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