このブログでは50代からでも役立つ、取得すべき資格を探しています・・・今回は「登録販売者」について調べてみました。
登録販売者とは
一言で「薬を販売できる資格」です。薬剤師との違いは、扱えるのは一般用薬品の第2類・第3類の販売に限定されていることです。しかしその範囲は全体の約90%、ドラッグストアなどにある薬のほとんどを販売できます。
試験情報
受験資格
なし
以前は受験資格として学歴や実務経験が必要だったそうですが、現在は経験や学歴は問われず、誰でも受験できます。
試験日程
北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
試験日:2023年8月30日(水) 合格発表:2023年10月3日(火)
願書受付期間:6月27日(火)まで
茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野
試験日:2023年8月29日(火) 合格発表:2023年10月6日(金)
願書受付期間:各県にご確認ください
東京、神奈川、千葉、埼玉
試験日:2023年9月10日(日) 合格発表:2022年10月20日(金)
願書受付期間:各都県にご確認ください
富山、石川、岐阜、静岡、愛知、三重
試験日:2023年9月6日(水) 合格発表:2023年10月20日(金)
願書受付期間:各県にご確認ください
福井
試験日:2022年8月27日(日) 合格発表:2022年10月2日(月)
願書受付期間:6月12日(月)まで
大阪、滋賀、京都、兵庫、和歌山、徳島 <関西広域連合>
試験日:2023年8月27日(日) 合格発表:2023年10月2日(月)
願書受付期間:6月12日(月)まで
奈良
試験日:2023年9月24日(日) 合格発表:2022年11月21日(火)
願書受付期間:6月14日(水)まで
香川、愛媛、高知
試験日:2023年10月17日(火) 合格発表:2023年11月28日(金)
願書受付期間:7月24日(月)まで
広島、岡山、鳥取、島根、山口
試験日:2023年10月17日(火) 合格発表:2023年11月28日(金)
願書受付期間:7月24日(月)まで
福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
試験日:2023年12月10日(日) 合格発表:2024年1月17日(金)
願書受付期間:各県にご確認ください
受験手続き
試験の申し込み方法や手続きは各都道府県により異なりますので、ウェブサイトなどで確認する必要があります。例えば東京の場合は
東京都福祉保健局
受験料も都道府県により異なるようです。
出題範囲と合格ライン
問題は厚生労働省が公開している「試験問題の作成に関する手引き」から出題されます。
第1章:医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)
第2章:人体の働きと医薬品(20問)
第3章:薬事に関する法規と制度(20問)
第4章:主な医薬品とその作用(40問)
第5章:医薬品の適正使用と安全対策(20問)
合格ラインは原則として全体の70%の正解とされていますので、120問に対し84点以上と言われています。ただ、各科目で都道府県が定めた最低ライン(35%または40%)がありますので、極端に苦手な科目があると合格できません。
登録販売者 合格率
2015-21年の合格率は以下の通りです。
2021年 49.3%
2020年 41.5%
2019年 43.4%
2018年 41.3%
2017年 43.5%
2016年 43.7%
2015年 45.9%
40%以上ですが油断禁物。実際にドラッグストアのチェーンや一般医薬品を扱うスーパーなどで働いている受験者も多く業界未経験者の合格率は、実際の数値よりも下がるでしょう。合格率は都道府県別に大きく異なりますので、自身が受験されるところは必ずネット等で確認しましょう。(「登録販売者 合格率 北海道」 などと検索すればわかります)ちなみに2021年の山口県の合格率は68.8%、秋田県は32.7%と大きな違いがありますが、理由はわかりません。
学習方法
人気の資格なので、本屋さんに行くとたくさんテキストや問題集が売られています。合格に役立つ質の高い教材も多いので、実際に立ち読みしたり、ネットのレビューなど参考にして、テキストと問題集を1冊から2冊くらい購入して集中的に学習するのがいいと思います。
最初の頃は生薬や漢方薬の名前や効能など、暗記は難しいですが時間が経てば慣れてきますので、諦めずに継続してください。そして仕上げは「過去の問題を繰り返し解くことがいい」です。「少しお金はかかってもこの資格が撮りたい」と言う人はDVDのついた教材か講座に申し込むのがお勧め。映像から学習のイメージをつかむことができます。
転職/就活へ
高齢化が進む日本では、生活習慣病、軽度な病気や怪我を市販の薬品を使って自分で手当てや治療する「セルフメディケーション」が今後ますます推奨され、浸透していくことになります。そのため登録販売者が必要な売り場、企業は今後ますます増えることが予想され、年齢問わず仕事に就くチャンスがあります。また実務経験を積めば店舗の管理者になることもでき、給与には資格手当が付きます。薬局やドラッグストアはもちろん、スーパーやコンビニなどでも薬を扱う小売業が増えていることから、これまで以上に活躍の場は広がっていくものと期待されています。スーパーや一部コンビニなどで扱っているのは、そのほとんどが医薬部外品または一般用薬品の第2類・第3類ですから、薬剤師でなくとも雇用&キャリアアップのチャンスはあるのです。
皆さん頑張ってください!
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*本記事は、以前発表したブログ記事の一部内容を50-60代向けに再編集したものです。(著者 tomo)